2014-07-16

楽しむということ、考えること

新年度になって早3ヶ月が経過しています。
高学年、ここまでは戦績だけを見ると順調に見えますね。

子供達は真面目に努力しているし、コーチ陣をはじめとした運営側の努力というか労もなかなかだからね。
ただ市井のスポーツチームが“強さ”を求め、結果を出し続けるというのはこれは相当困難なことだよね。
学年毎の人数、経験者の多寡なんてのは普通にあることだし。

だからと言ってその時々によってコロコロ方針なり目標を変えていくってのは連綿と続いていく組織の運営としては違う気がする。
その時所属している子供の個性を考え年間スケジュールや日常的なアプローチを変化させることは当たり前のことではあるけどね。

小学生チームである以上、経験者が少ないからと言って走力体力根性時の運に任せ安全面を無視したチーム作りなんてのはあり得ない話。

じゃあ負け続けるチームで良いのかというとこの点について指導者側が容認すべき事ではないと思っている。負けてやるせないのは他でもない子供達だと思うしね。
個人競技であろうと集団競技であろうと、子供のスポーツだろうとシニアのスポーツだろうとスポーツと名が付けば目標と結果は付いて回る。
そこを否定するのはそもそもナンセンスだと思うんだよな。

じゃあどうするかというと身体面では安全を最優先とした基本の習熟。特に姿勢だね。次に試合に出るなら試合中に気が遠くなって怪我することがない程度の体力。

次の段階ではルールの理解と組織的な動きの理解。簡単に言うと“頭を使おうぜ”と言うことだと思う。
繰り返しになるけど小学生にフィットネスの強化!と言ってもそれは限界があるし、安全の軽視に繋がること。
ラグビーをやる以上、安全面を軽視することはあり得ないし、反面、頭を使う分には危険はないしさ。
ルール、戦術を理解すると言うことは選手達が組織の一員としての役割を理解し全うしよう、と言うことなので個々にかかる負担が軽減される訳で。

てな訳で、今週の土日。

土曜日、高学年はアタックの組織的な動きを確認した後ハードなコンタクト。
アタック練習の方はワイドな視野を持って、状況に応じて判断をし組織として動きを変える、ってあたりがポイントなんだけどこの3点はなかなか難しいね。
まず視野が狭い。みんなボールばかり見ている。真上からの影像見たらラインはきっとボール(ポイント)への伸縮を繰り返しているんだろうな~と思うね。
次に状況判断。これは大人でも難しい。俺も正直よくわからない時があるからね。
そして判断した後組織として動きを変える。これがまたなかなか。

コンタクトはなかなかハードに行ってるね。

日曜日。
この日高学年はディフェンスの組織プレーの確認。


昨日のアタックよりはスムースにこなししている感じ。やっぱアタックって理屈よりナチュラルな部分の方が大きいのかな~。
この後5年と中学年の試合をやった。

と、横に目をやると低学年が熱戦中。
相変わらず熱いね、低学年!



やばいぜ、低学年!

で、肝心の5年vs中学年。

人数の差があったにしても中学年随分積極的だったね。


サイズの異なる高学年相手にもあきらめずに向かっていた。

5年生はそろそろお客様気分を脱却して主体性を持とう。気持ちの持ち様でプレイの質はガラッと変わるはず。頑張ろうぜ!!!

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